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「ゲーマーがゲーマーらしく働ける環境が、ここにある」森坂と大町が語る、esportsプレイヤーのキャリアと挑戦について

こんにちは、「ぶれすと」編集部です。
今回はプロゲーマーとしての経験を活かし、MD事業「AMICIS(読み方:アミシス)」をけん引する2名のストーリーを対談形式でお届けします!

株式会社Game & Co. デバイス事業チーム リーダー

森坂 仁一

入社1年5か月。
プロゲーマーとして約2年活動をした後、2023年10月に株式会社Game & Co. (読み方:ゲームアンドコー)にジョイン。
現在はデバイス事業チームのリーダーとして、株式会社Game & Co.の事業「AMICIS」における製品企画・仕様設計、クライアントとの交渉・折衝業務を担当。

株式会社Game & Co. デバイス事業チーム

大町 蒼

入社1年5か月。
幼少期よりアマチュアゲーマーとしてesports業界に携わる。大学在学時にインターンシップの中で飲食店の店舗運営管理、求人サービスの立ち上げから運営を経験した後、2023年10月に株式会社Game & Co. にジョイン。
現在はデバイス事業チームに所属し、「AMICIS」における進行管理およびクリエイティブ業務を担当。

「Brave group」と「Game & Co.」について

まず、株式会社Brave group(以下、Brave group)と株式会社Game & Co.(以下、Game & Co.)について、簡単にご紹介します。
Brave groupは2025年2月26日現在、17社のグループ会社で30以上のサービス・プロジェクトを展開しています。そして、グループ会社の1つであるGame & Co.は「100年先のesportsのために」をビジョンに掲げ、Crazy Raccoonと共同で運営するゲームの上達に特化したオンラインスクール「CR Gaming School」や、小中高生向けのesportsプロゲーマー体験キャンプ「CR Fortnite CAMP」、MD(※)事業「AMICIS」など、esports×周辺領域で新規事業を展開しています。

Game & Co. 取締役 久保 敦俊のインタビューはこちら!

そこで、今回はGame & Co. の中で、MD事業「AMICIS」をけん引する森坂と大町に、ゲーマーとしてのキャリアや経験を業務にどのように活かしているか、今後挑戦したいことについてお話を伺いました。

※MDとは:マーチャンダイジング(Merchandising)の略で、商品化計画、商品制作を意味します。

ゲームに携わったあらゆる経験が活かせると考えた

ぶれすと編集部:
本日はよろしくお願いします!
早速ですが、お二人がGame & Co.を知ったきっかけから入社した経緯をお伺いしても良いでしょうか?

森坂:
プロゲーマーとして、主にFPSゲーム「VALORANT」を中心に活動をしていました。その時に知り合い、現在はesports教育事業の運営に携わっているスタッフに声を掛けていただき、当社について知りました。その際にスタッフから「プロゲーマーとしての経験を活かして働いてみないか?」と声を掛けていただいたんですが、「そんな上手い話がある訳ないでしょ!」と(笑)。
私自身、ゲーマーとしてのキャリアは積んできた一方で、いわゆる一般的な転職活動をする際に必要となる履歴書や職務経歴書に書ける経験が全くない状態でした。だからこそ、ゲームばかりに没頭していた自分自身が働ける会社があるのかと疑っていたんですよね。

ぶれすと編集部:
最初は当社のことを「怪しい!」と思われていたんですね(笑)。
ただ、その後はスタッフからのお誘いに快諾いただき、「CR Gaming School」にコーチとして参画していただきましたよね。

森坂:
その当時は当社に対して半信半疑だったので、まずは業務委託としてesports教育事業「CR Gaming School」に、コーチやサービスの運営スタッフとして携わらせていただきました。数か月間コーチとして事業に携わっていく中で、自身のプロゲーマーとしての経験を活かして働ける環境が「本当にある」と感じたこと、そして、取締役の久保さんからのお誘いもあり、社員としての選考を受けることになりました。

ぶれすと編集部:
業務に携わっていく中で、当社に対する疑いが晴れたんですね!安心しました!
そして選考では代表取締役の星さん、取締役の久保さんとお話をされたと思いますが、どのようなお話をされたんですか?

森坂:
お二人には履歴書や職務経歴書に書ける経験が全くない代わりに、ゲームに特化した経歴を歩んできたこと、数千時間におよぶ練習時間や公式大会への出場、スクリム(※)を経て培ってきた思考力や行動力を業務に活かしたいことを伝えました。
特にアピールした点は2点です。

1つ目はプロゲーマーとして鍛えてきた忍耐力や体力、勝負に対するこだわりは誰にも負けないことです。
プロゲーマーになるためのカリキュラムを提供している専門学校を卒業したからといって必ずプロゲーマーになれるわけでもありませんし、プロゲーマーになったとしても、誰しもがキャリアとして第一線で活躍するための勝ちパターンはありません。プロゲーマーとして活躍するためには、何千時間もゲームに向き合い、自分より強い相手に勝つまで技術を磨き続けていく必要があります。その忍耐力や勝負へのこだわりが、当社での業務に活かせるのではないかと思いました。

2つ目は個人的に「楽しい」と思えない自主練習にも泥臭く向き合い続け、本番で実力を発揮し続けてきたことです。「できないこと」を「できるよう」にするために、寝る間も惜しんで何千時間もゲームに向き合い続けてきましたし、時には大会やスクリムで負け続けるような辛い経験もしてきました。辛い経験を何度も乗り越え、努力をし続けた結果、本番で実力を発揮することができ、自分より強い相手に勝つこともできました。

この経験が当社での業務に活かせるのではないかと思いました。そして、その当時業務で携わっていたesports教育事業への向き合い方も評価していただいたこともあって「Game & Co.でならやっていけそう」と直感し入社を決めました。

※スクリムとは:プロだけで行う練習試合のことを指す。

ぶれすと編集部:
なるほど。プロゲーマーとしての血の滲むような努力をし続けたことや、勝つことに対して泥臭く向き合った経験を以て、業務に貢献できるのではと考えたんですね!お話いただきありがとうございました!
それでは、大町さんも当社を知ったきっかけから入社までの経緯を教えていただけますか?

大町:
実は学生時代にインターンシップをしていた社食などのフードサービスを運営している会社に、Brave group 代表取締役の野口さんが出資してくださっていたんです。そのサービスを提供する一環で、Brave groupのオフィスに出入りをさせていただく機会が多く、その際にBrave group、特にesports事業を運営しているGame & Co.に興味を持ったことがきっかけです。

ぶれすと編集部:
その当時、オフィスにランチを届けに来てくださっていましたよね!
そもそも、どうしてesports事業、そして当社に興味を持ったんですか?

大町:
アマチュアではありましたが、15年ほどFPSゲームを中心にesports業界に携わってきました。特に高校生から大学生時代にかけては、日本大会を三連覇したチームに所属するなど、その当時は本気でプロゲーマーを目指して努力をしていたほどです。
その時から将来はesportsの楽しさを世の中に伝えたい、esportsを仕事に繋げたいと漠然と考えていました。そんな中、インターンシップをしていた会社のサービス提供先であるBrave groupがesports事業も行っていることに運命めいたものを感じ、興味を持つようになりました。

ぶれすと編集部:
大町さんがご自身のキャリアを考えられるとても良いタイミングで当社と関わりを持ったんですね!
では、大町さんも、星さんや久保さんとの選考でどのようなお話をされたか伺っても良いでしょうか?

大町:
学生時代の経験はもちろん、アマチュアゲーマーとしての経験などをお話しました。また、大学では教育に関する分野を専攻していたこともあり、esports教育事業についてお話をしましたね。esports業界では次世代を排出するための「教育」が課題となっていること、そしてGame & Co.がesportsの教育的価値を高めるために、事業を通じて本気で向き合っている姿勢に共感したことを覚えています。
あと、これは余談ですが、最終面接はとても緊張していたことを覚えています(笑)。初めての企業面接だったので、自分自身に喝を入れるためにスーツを着ていったのですが、やはり不安を拭うことができなくて。学生時代の取り組みはもちろん、esportsへの想いが上手く伝えられなかったらどうしようとか、今思えば要らぬ不安を抱えていましたね。星さんも私の緊張を感じ取って下さったようで、どれくらいゲームに時間を費やしたか、ゲームのランクについてなど、フランクに話をして下さいました。また、ゲームへの想いや情熱を、どのように業務に活かせるのか、当社で挑戦したいことや今後のキャリアについて親身にお話を聞いて下さったこともあり、面接を終えた後は、今までの学生時代の経験、そしてアマチュアゲーマーとしての経験を誇りに思えるようになりました。
その後、内定をいただいた後は大学の卒業まではインターンシップとして2023年10月にジョインし、翌年2024年4月の入社式を経て正式に社員として登用いただきました。

妥協しないこと×やりきること

ぶれすと編集部:
以前インタビューをさせていただいた魏さんも仰っていたとおり、自己肯定感が上がる面接だったんですね!
さて、選考を経て当社に入社し、現在はMD事業「AMICIS」の事業を企画、推進していますが、お二人が所属しているデバイス事業チームについてお話を伺えますか?

森坂:
私たちが携わっているMD事業「AMICIS」は、「IP・クリエイター・活動者(※)・メーカー・工場がそれぞれの力を結集してこれまでにない革新的なプロダクトを生み出し、皆様へ新しい発見と感動を届けること」をミッションに掲げ、“仲間と共に” 新しい価値を創造するブランドです。Brave groupの事業セグメント上では「IP Platform」領域の事業になります。
Game & Co.として以前より「VSPO! GEAR」の企画開発など、デバイス関連事業に取り組んできましたが、当社グループで運営するIPだけではなく、様々なステークホルダーの皆さんとコラボレーションをした製品を通じて、esportsの素晴らしさや楽しさを伝え広めたいと思い2024年11月に事業化をしました。事業を立ち上げるフェーズで私と大町さんもデバイス事業チームに異動しましたね。

※活動者とは:動画投稿・配信プラットフォーム、SNSなどを通じて、歌唱動画の投稿やゲーム実況などの配信活動を行う方々を指す。

大町:
Game &Co.に所属するメンバーはプロ、アマチュア問わずesportsに本気で向き合ってきたゲーマーばかりで、ゲームやesports業界に対する知識は豊富です。一方で、ゲーマーは感覚的な方が多いので、それらを言語化し、製品にする技術や能力がそこまで高くないことが課題でした。私たちの強みを最大限に活かし、課題を払拭するために、グループ会社としてのネットワークを通じて繋がったクリエイターをはじめとした製品づくりに携わる全員の力を合わせて、デバイスを中心にesportsを身近に感じられる製品を一緒に創っていきます。
まだまだ立ち上げフェーズの事業であり、事業としての正解がない状態なので、取締役の久保さんも、まずは結果を恐れずスピード感を持って企画開発に挑戦し続けて欲しいと、背中を押して下さっています。

ぶれすと編集部:
当社グループで掲げる6つのValuesのうち、「枠を超える」、「圧倒的スピード」を感じられる言葉をいただいたんですね!
それでは、「AMICIS」の事業を推進するうえでの、森坂さん、大町さんの業務やご実績も教えていただけますか?

森坂:
私は「AMICIS」で取り扱う製品、デバイスの企画、仕様の設計、工場との交渉や折衝を担当しています。また、「VSPO! GEAR」の製品企画における技術サポートも一部担当しています。
実は「AMICIS」で製品企画や設計に携わるまで、デバイス自体に興味を持つことが無かったですし、そもそも社外の皆さんとの交渉や折衝も初めての経験でした。自分自身も製品へのこだわりや仕様を言語化する能力が足りていない自覚があったので、まずは分からない仕様や性能を調べ尽くすことや、製造を担当いただいた工場やメーカーの皆さんと何度もコミュニケーションすることを心がけていましたね。
今では少しずつ、こだわりや仕様を言語化する能力も培ってきたのではないかと思っています。

ぶれすと編集部:
そうだったんですか?!
デバイスに興味を持っていなかった森坂さんが、今ではこだわりをふんだんに詰め込んだ製品、例えば「VSPO! GEAR マウスパッド」などの仕様を設計し、制作まで担当していますよね?

森坂:
そうなんです。私自身も実はこだわり尽くせるのか、携わり始めた当初は正直疑問でしたね(笑)。ただ、携わっていくうちに自身のゲーマーとしての想いが強くなり、こだわりを詰め込んだ結果、ファンの皆さんに満足していただけるマウスパッドができたんだと思います。
私がゲーマーとして様々なデバイスを使っていた時に感じていたこだわりは「使いやすさ」です。使いやすさというのは、製品そのものの使いやすさはもちろんですが、前に使用していたデバイスからの移行のしやすさも該当します。

ぶれすと編集部:
デバイスの移行のしやすさというと、iPhone同士のデータ移行に近いイメージでしょうか?

森坂:
そのとおりです。
横に置いただけで数十分程でデータ移行ができて、古い機種の使用感や設定のままスムーズに使えるような感覚を目指したいと考えて仕様に落とし込みました。

ぶれすと編集部:
なるほど!使い慣れたデバイスを新調した時の「なんだか使いにくいかも」というギャップを軽減するように仕様を設計されたんですね。また、「VSPO! GEAR マウスパッド」は使いやすさだけでなく、イラストの印刷が綺麗である点も印象的でした。
使いやすさと印刷の綺麗さを両立するために心がけていたことはありますか?

森坂:
気を付けていたことは「絶対に妥協をしないこと」です。
ゲーマーとして勝ちにこだわる感覚に近いのですが、マウスパッドという製品としても、「ぶいすぽっ!」のグッズとしても両立させたいと考えていました。
製品としてはゲーマーとしての知見はもちろん、流行っているブランドのマウスパッドや、それらを製造しているメーカーを分析しつくしました。なぜその製品が売れているのか、ユーザーはどのようなレビューをしていて、どのような改善点があるのか、なぜ流行っているのかをとことん情報収集しましたね。
また、イラストも綺麗に印刷できるようにアパレルメーカーさんにご協力いただきました。

ぶれすと編集部:
キャラクターグッズと言えばアクリルスタンドや缶バッジ、タペストリーなどを企画製造している、いわゆるグッズ製造会社さんにご協力いただくものと思っていました。
なぜアパレルメーカーさんにご協力をいただいたんでしょうか?

森坂:
「絶対に妥協をしないこと」にも通ずるのですが、グッズ製造会社さんで取り扱う布ですとどうしても布のパターンが限られてしまって、マウスパッドとしての性能か、印刷の質、どちらかにしかこだわることができなかったんです。
布といえばアパレルだろうということで、社内のネットワークを通じてアパレルメーカーさんを繋いでいただき、布から一緒に開発しました。布の開発や選定には数か月くらい掛かったと思います。性能面と印刷の質を担保しつつ、実際に使った時の感覚を調整していった結果、納得のいくマウスパッドができました。
今後も「絶対に妥協をしないこと」を胸に、製品の企画や仕様の設計をしていきたいと思います。

ぶれすと編集部:
森坂さんが妥協をしなかった結果、「ぶいすぽっ!」ファンの皆さんからもご好評いただいたマウスパッドが発売されたんですね!
それでは、大町さんの業務やご実績も教えていただけますか?

大町:
私は主に「AMICIS」で取り扱う製品を製造するうえでのクリエイティブデザイン、進行管理、SNSやECサイト運営業務を担当しています。特にデザインについては、学生時代にも携わることがなかった領域の業務ですので、当社に所属するデザイナーさんの他、周囲のデザイナーさんにご意見を聞きながら、「ゲーマーの心に刺さる」デザインを考えています。
まだ未発表のプロジェクトですので詳細はお伝えできないのですが、現在は十数プロジェクトのクリエイティブデザインおよび制作進行を担当しています。

ぶれすと編集部:
すでに十数プロジェクトを担当されていらっしゃるんですね!
それこそ新卒でご入社されて、初めて制作進行やクリエイティブデザインの業務に携わられたかと思いますが、業務を進めるうえで特に心がけていたことがあれば教えていただけますか?

大町:
森坂さんの仰っていることと近いですが、知見がなく、今まで触れたことがない業務でも「まずはやってみること」です。
こちらもまだ詳細はお伝えできないのですが、とあるプロジェクトにおいて製品の制作依頼をいただきました。そのプロジェクトでは、制作進行やクリエイティブだけでなく、クライアントとの交渉や折衝、売上予算や実績の素案作成、そしてプロジェクトのクロージングなど、今まで携わることの無かった業務まで任せていただいたんです。

ぶれすと編集部:
クリエイティブや制作進行だけでなく、予実計画の作成まで担当されていたんですね。
全く経験がない中、どのように業務をやりきったんですか?

大町:
取締役の久保さんをはじめ、売上予算や実績を作成したことがある方や、予実管理の知見を持っている皆さんにご協力をいただき、時には厳しいフィードバックを受けながら、やりきることができました。
分からないことが多すぎて心が折れかける瞬間もありましたが、当社に入社した時の「esportsの楽しさを世の中に伝えたい」という気持ちに立ち返りながら、なんとかやりきることができました。今になって振り返ると、一般的な制作進行やクリエイティブデザインに携わっている役割では経験できない、貴重な業務経験をさせていただいたと思います!

ゲーマーとしての感覚とスピード感が活きる

ぶれすと編集部:
きっと立ち上げフェーズの事業だからこそ、制作進行やクリエイティブ以外の業務にも携われますし、多くの経験を積むことができたんですね!
さて、お二人ともAMICISの事業をけん引する中で様々な業務を担当してこられて、その中で「妥協しない」ことや、「まずはやってみる」ことを大切にされてきました。おそらく、ゲーマーとしてのキャリアや勝負へのこだわりにも通ずるのかなと思いますが、ゲーマーとしての価値観がどのように業務に活かされているかも伺って良いですか?

森坂:
価値観と言えるかはさておき、上下関係をあまり気にしなくて良い点ですかね。例えば、コミュニケーションにおいては敬語が得意ではなくても業務ができる点でしょうか(笑)。

ぶれすと編集部:
確かに(笑)。
Game & Co.に所属されている方は皆さんフランクな方が多いですし、「ぶれすと」編集部のメンバーにも気さくに話しかけてくださいますよね。

森坂:
誤解を招くといけないのでお伝えすると、マナーに気を付けるべきシーンではしっかりと気を付けることもできます!(笑)
ただ、上下関係やコミュニケーションの体裁に気を遣いすぎて、伝えたいことを伝えることができなかった結果、良いサービスや製品を創ることができなかったら本末転倒ですよね。良いサービスや製品を創るためには、議論する相手が自分より上の役職であっても本気で向き合わなければいけないと考えています。
また、プロゲーマーとしてスクリムや大会に参加した際の話になりますが、チームメンバーがどのような年齢や役職、立場であれ、その時は「チームメンバー」や「協力しあうべき仲間」になります。仲間に気を遣っていては、勝てる勝負も勝てなくなってしまいますし、勝負に勝つための的確な指示もできなくなってしまいます。相手がどのような方であっても、決して臆することなくコミュニケーションができるのも、ゲーマーの特徴なんだと思います。

大町:
Game & Co.に所属している大多数がゲーマーだからこそ、ラフで感覚的なコミュニケーションが許されているんだと思います(笑)。
あと、esportsを本気でやり込んできた方が多いからか、状況や状態の分析が得意な方や、すぐに行動に移せるメンバーが多いですよね。

森坂:
そうですね。
プロゲーマーとして様々な大会やスクリムに参加していた時は、勝ちであっても負けであっても、自分が置かれている状況や起こった事象を即座に振り返り、分析し、いくつか仮説を立てて、すぐに次の行動へ繋げることを心がけていました。それが、ゲーマーとして当たり前でしたね。「ゲーマーとして当たり前」という近しい感覚や経験を持っているメンバーが所属し、個々で分析力や行動力を活かせているからこそ、私たちの事業やサービスが置かれている状況をすぐに分析し、次々に新しい事業や施策を立てることができているのではないかと思っています。”次々”といえば、業務のスピードも早いですよね。

大町:
コミュニケーションの話に通じますが、ゲームをしている時のボイスチャットのようにラフにコミュニケーションが取れる環境だからこそ、様々な企画や業務をスピーディーに進めることができるのではないかと思ってます。
スピード感を大切にしている一方で、業務やタスクの抜け漏れが課題なのですが、課題以上にコミュニケーションや意思決定のスピードが落ちてしまうことを窮屈に感じています。抜け漏れの対策はチームで考えつつ、様々なプロダクトに挑戦し続け、事業を前進させることを何よりも大切にしながら業務をしています。

ゲームも仕事も「勝ち」にこだわり続ける

ぶれすと編集部:
ありがとうございます。ゲーマーの皆さんがゲーマーらしく伸び伸びと、そしてスピード感を持って業務を進められていることが分かりました!
さて、「AMICIS」はまだまだ立ち上げたばかりの事業ではありますが、今後デバイス事業チームで挑戦したいことがあれば教えていただけますか?

森坂:
現在は国内を中心に製品を展開していますが、今後は海外展開も視野に入れた製品の企画や開発をしていくことに挑戦したいです。
海外にはesportsのプレイヤーはもちろん、日本発のIPやコンテンツが好きな方が多くいらっしゃいます。海外にいらっしゃる皆さんにも愛されているクリエイターやIPとコラボをした製品を企画していきたいですね。

ぶれすと編集部:
日本だけでなく、すでに海外への展開も考えていらっしゃるんですね!海外への展開といえば、当社グループの事業には海外向けグッズ販売事業「Brave stores」もありますよね。

森坂:
はい。Brave stores事業をけん引するチームの皆さんと協力して、国外への販路を開拓し、私たちの創り上げた製品を通じて世界中に日本のIPコンテンツの楽しさや素晴らしさを届けたいです。当社が持つesportsに対する知見や経験などの強みを活かして、IPコンテンツ業界を盛り上げていけたらと考えています!
また、ただ創るだけではなく、ビジネスとして成立させるために販売数や売上など、当初立てた目標に対しては結果が出るまで愚直に向き合い続けたいと思います。森坂さんがお話していたスクリムや大会でのお話に通じますが、結果が出ていても、出ていなくても、自分が置かれている状況や起こった事象を即座に振り返り、分析し、「結果を出すにhどうしたら良いか」を考え続け、すぐに次の行動へ繋げていきます。

ぶれすと編集部:
あらためて森坂さんの勝負に対するこだわりを感じました…!esportsに触れたことがない方でも、AMICISで展開する製品を通じてesportsについて興味や関心を持っていただけたら嬉しいですよね。
それでは、大町さんもデバイス事業チームで挑戦したいことを教えていただけますか?

大町:
私たちが創る製品を通じて、ゲーマーやオタクに対する世の中のマイナスイメージを払拭し、「ゲーマーやオタクはかっこいい」というイメージを広めることに挑戦したいです。
自分自身も学生時代は勉強以上にゲームにのめり込み、IPコンテンツが大好きなオタクでしたし、オタクやゲーマーとしての自分を誇っていました。ですが、その当時は世の中からのオタクに対する印象はまだまだマイナスイメージが先行していたんです。
今でこそゲーマーやオタクは市民権を得ましたし、身に着けるグッズやデバイスのデザインも洗練されてきましたが、世の中にある全てのマイナスイメージを全て払拭しきれているかというと、まだまだだと感じています。
だからこそ、これまで以上に「ゲーマーの心に刺さる、最高にかっこいい」デザインを研究し尽くし、製品に反映し続けたいです。そして、当社の製品を通じて「ゲーマーやオタクである自分はかっこいい」という意識や、世の中に対して「ゲーマーやオタクはかっこいい」というイメージがより多くの方に広まったら嬉しいですね。また、ゲーマーやオタクをよりかっこよくするために、PC周辺機器のデバイスだけではなく、インテリアグッズやアパレルなども展開していきたいです。

ぶれすと編集部:
AMICISの製品を通じて、大町さんのように全てのゲーマーやオタクが自分自身に誇りを持つことができるようになったらとても嬉しいですよね!
それでは最後に、この記事をご覧いただいている読者の皆さんに対してメッセージをお願いします!

森坂:
「ゲーマーとしての経歴や経験が、職歴として認められない」。そんな話を、過去にプロゲーマーとして活躍し、現在は一般企業で働いている友人からよく聞きます。そのような話を聞くたびに、ゲーマーとしての知識や経験を活かせる環境がまだまだ少ないことに驚いています。
当社はゲームに対する熱量が高いメンバーが集まり、ゲーマーとしての知識や経験を最大限に活かしながら、私たちがけん引する事業で圧倒的な結果を出すという「勝ち」のために日々業務に向き合っています。ゲームのランクやプレイ時間には誰よりも自信があるけれど働くことに不安を感じている方や、ゲーマーとしてのキャリアや特性を活かして働きたい方は、是非当社の求人一覧を見ていただきたいです。
余談ですが、履歴書には、ゲームのタイトルやランク、プレイ時間を書いていただきたいですね(笑)。

大町:
確かに職歴や経歴以上に、人生のほぼ全てをゲームに掛けているかどうかが当社にとっては重要かもしれません(笑)。
一つのゲームを何万時間もやりこんでいる方や、自分の好きな領域や事業を扱っている環境で働きたい方、そして自分と同じく「esportsの楽しさを世界に広めたい」といった想いを持っている方にとって、当社は最適な環境が整っていると思います。取締役の久保もインタビューでお話していますが、私たちは「esports」という共通言語を通じて、世代や立場関係なく共に楽しみ、本気でesportsに取り組んだ人が評価され、「esports」に携わる多くのプレイヤーが充実した人生を送ることができる世界を目指しています。「esports領域で変えたい現状・叶えたい世界がある」方は、是非お話しましょう!

ぶれすと編集部:
ありがとうございました!
この記事を通して本気でゲームに向き合ってきた2名が、ゲーマーとしてのキャリアや特性を活かして新しい事業に挑戦している姿をお伝えできたなら幸いです。

森坂・大町:
ありがとうございました。

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